特別展「原安三郎コレクション 北斎×広重」


財界の重鎮として活躍した日本化薬株式会社元会長・原 安三郎氏(1884–1982)が蒐集した浮世絵は、質・量ともに優れた個人コレクションとして高く評価されています。いわゆる「揃物」(シリーズ)が丹念に蒐集されていることが特徴の一つで、とりわけ葛飾北斎や歌川広重による名所絵シリーズが充実していることで知られています。
原氏は明治17年(1884)、徳島市に生まれました。生家は徳島藩(藩主・蜂須賀氏)の普請方を務めた家柄で、父親は徳島特産の藍を扱っていました。3歳の頃に骨膜炎を患い、後遺症により左足と右の腕が不自由となった原氏ですが、困難に挫けることなく、強い意志とたゆまぬ努力で自らの人生を切り開きました。早稲田大学商科を最優秀の成績で卒業、のちに日本化薬株式会社をはじめとする70以上の企業群の総帥となり、経済界のみならず政府関係の公職も歴任しました。
原氏の浮世絵コレクションは、大正のはじめに横浜を発ってアメリカに帰国する宣教師から譲り受けたコレクションが母体となり、その後も折に触れて買い求めていったものと伝えられています。幼い頃から藍が身近だったことも、藍色が印象的な浮世絵の名所絵に惹かれた理由の一つかもしれません。また、北斎や広重の名所絵シリーズが揃えられたコレクションからは、旅好きで几帳面な性格も偲ばれます。
本展では、北斎の富士や広重の東海道といった誰もが知る著名な浮世絵に加え、初公開の肉筆画や原氏の命により制作された絵巻など、コレクションの広がりもご紹介します。原氏の慧眼により蒐集された数々の名品を存分にご堪能いただけましたら幸いです。
会期
2026(令和8)年10月10日(土)~12月6日(日) 58日間
※11/9は展示替のため休場
会場
秋田県立近代美術館 5階展示室 (秋田県横手市)
開館時間
9:30~17:00(最終入館 16:30)
観覧料(税込)
| 一般 | 1,200円(1,000円) |
| 高・大学生 | 800円 |
| 一般ペアチケット | 1,800 円(前売りのみ) |
| 中学生以下 | 無料 |
※ 高・大学生は要学生証提示
※ ( )内は前売り・20名以上の団体の料金
※ 障害者手帳またはミライロID提示の方は半額(介添1名半額)
※ リピーター割:本展の半券提示で100円引き
※ AABアプリ割:AABアプリのクーポン画面提示で100円引き
(各割引の併用は不可)
チケット取扱場所
[前売券]
秋田県立近代美術館、秋田ふるさと村、さきがけニュースカフェ、ローソンチケット(Lコード:21777)
※前売券販売期間:2026年7月1日(水)~2026年10月9日(金)
[当日券]
秋田県立近代美術館、秋田ふるさと村
イベント情報
記念講演会「原安三郎が愛した北斎と広重」【要事前申込】
[講師] 小池満紀子氏(中外産業株式会社 取締役美術品担当)
[日時] 10月10日(土) 午後1時30分~(90分程度)
[会場] 当館6階研修室
[定員] 50名
[料金] 無料
[申込] 電話(0182-33-8855)または下記2次元コードよりご応募ください。(受付7/1~、要申込、先着順)

担当学芸員によるギャラリートーク【要観覧券・申込不要】
[日時] 10月31日(土)、11月15日(日)
各日 午後2時~(30分程度)
[会場] 当館5階展示室
[申込] 不要(時間まで会場にお集まりください)
[料金] 無料(ただし当日の観覧券が必要)
美術の知識は不要!おしゃべりを楽しむアート鑑賞会「Artrip(アートリップ)」【要事前申込】
作品を見ながら、感じたことを自由に語り合います。
認知症の方、ご高齢の方、初めての方にぜひご参加いただきたいプログラムです。
[日時] 10月28日(水)、11月11日(水)
各日 午前10時30分~(60分程度)
[会場] 当館5階展示室
[定員] 10名
[料金] 参加無料(ただし当日の観覧券が必要)
[申込] 電話(0182-33-8855)または下記2次元コードよりご応募ください。(受付7/1~、要申込、先着順)

こどもといっしょ!はじめての美術館(会期中の水曜日)
会期中の水曜日は、未就学児1名につき、保護者1名が無料でご入場いただけます。
この機会に美術館デビューしてみてはいかがでしょう。
おしゃべり鑑賞デー(会期中の水曜日)
しゃべり声を気にせず、会話を楽しみながら展覧会を観賞できる日です。
ご家族やご友人などと、気兼ねなくお話ししながらご覧ください。
[主 催] 北斎・広重展実行委員会(秋田県立近代美術館・AAB秋田朝日放送)
[特別協賛] 日本化薬株式会社
[特別協力] 中外産業株式会社
[企画協力] 毎日新聞社
[後 援] 横手市、横手市教育委員会、秋田魁新報社、朝日新聞秋田総局、毎日新聞秋田支局、読売新聞秋田支局、河北新報社、産経新聞秋田支局、日本経済新聞社秋田支局、横手経済新聞、NHK秋田放送局、ABS秋田放送、AKT秋田テレビ、岩手朝日テレビ、CNA秋田ケーブルテレビ、エフエム秋田、横手かまくらFM、エフエムゆーとぴあ、FMはなび